１つの事件につき裁判は3回までできる、最後は最高裁で判断してもらえる、と思っている人が多いようです。
形式上は確かに、第1審判決に不満の場合、控訴、更に上告と2回、判決を争うことができますが、 実質的には控訴が最終と考えるべきです。

上告（最高裁への上訴）は、憲法違反又は最高裁判例違反の場合のみが基本であり、例外的に原審判決が誤りで 且つそのままでは著しく重大な違法・不当結果となるとなる可能性が高いことが明白な場合のみ、最高裁で審理されます。

上告の殆どは、簡単に棄却されて審理が為されず、原審判決が確定します。

初回相談は無料で行っています。 相談・問合せはこちら